パパへ ― はじめに知っておいてほしいこと
もうすぐ赤ちゃんが生まれてきます。 ここでは、これから始まる毎日でママが感じることになることと、パパにしかできないことについて、少しだけお話しします。
赤ちゃんが生まれるということは、ただ家族が一人増える以上の出来事です。今はまだ想像の中にしかいない存在が、もうすぐ二人の腕の中で息をして、あなたたちを見つめてくれる日がやってきます。その重みと温かさは、何ものにも代えがたいものになるはずです。
同時に、赤ちゃんのいる暮らしは、これまでの生活とはまったく違うものになります。授乳やおむつ替えは昼夜を問わず続き、掃除・洗濯・食事の支度に赤ちゃんの検診も重なります。それでいて一瞬たりとも目が離せず、まとまった睡眠なんてしばらく望めません。仕事のように「今日はここまで」と区切ることができず、赤ちゃんのペースに合わせる日々が、24時間365日続きます。
その毎日を、もっとも間近で受け止めているのがママです。出産で負った体のダメージは、交通事故にあったときと同じくらいだと言われています。そのダメージが十分に回復しないうちに、赤ちゃんとの新しい生活が始まります。加えて、出産後は女性ホルモンが急激に変化し、気持ちが不安定になりやすいことも知られています。これは、ママが弱いからではなく、誰の身にも起こりうる自然な変化です。責めるためではなく、まず知っていてほしくてお伝えしています。
この大変さは、ママひとりで抱えきれるものではありません。パパの関わりがあるかどうかで、ママの心身の負担も、赤ちゃんとの毎日の安心感も、大きく変わってきます。「手伝う」のではなく、「私たちで育てる」という感覚に、少しずつ近づいていけたらと思います。ここまで読んでくださったこと自体が、すでにその一歩です。
今日からパパにできること
- 妊娠中:妊婦健診にできるだけ付き添い、体調の変化をこまめに聞く。出産後の家事・育児の分担を、二人で早めに話し合っておく。
- 出産・入院中:できるだけ家事全般を引き受け、ママが体を休められる環境を整える。
- 産後すぐ〜生後1ヶ月:夜間のミルクやおむつ替えを交代で担当し、ママがまとまって眠れる時間をつくる。
- 生後1ヶ月以降:ママが一人になれる時間・外に出られる時間を意識してつくり、体調や気持ちの変化に気づいたら声をかける。
このサイトでは、妊娠中から産後100日ごろまでの「今」をタイムラインで見ることができます。ママが今どんな時期にいるのか、記事とあわせてのぞいてみてください。
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